道具・材料

プラモデルの改造で使える彫刻刀『パワーグリップ』の紹介

どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。

 

プラモデルの改造やフィギュアの造形などを作るとき、『カッター』や『デザインナイフ』などの刃物を使う機会があると思います。

『デザインナイフ』などは切れ味がいいのですが、刃の薄さで力がかけずらかったり、対処できない場面が出てきます。

 

そこで出番となるのが彫刻刀です。彫刻刀は小学生の時、版画などで使った記憶があるのではないでしょうか?

平刀や丸刀、三角刀など種類が多くあり、その時々に応じて使い分けて造形の幅を広げましょう。

彫刻刀はホームセンターや模型店・100均などで、比較的入手しやすいですが、中でも三木章のパワーグリップ彫刻刀は切れ味がよく、力をかけやすい形になっているのでおすすめです。

本記事では三木章のパワーグリップ彫刻刀をレビューしていきますので、模型作りの参考にしてみてください。

 

 

三木章刃物 パワーグリップ彫刻刀 7本組

これから紹介する三木章のパワーグリップ彫刻刀は、ホームセンターなどではあまり置いていませんので、購入を検討する場合はネット通販の方がよいです。

「彫刻刀は小学生の時に使っていたもで十分」と思っている方もいると思います。

それではなぜ三木章のパワーグリップ彫刻刀を紹介するかといいますと次の4つのことが挙げられます。

  1. 刃の切れ味がよい
  2. 扱いやすい
  3. 刃の種類の多さ
  4. 単品での購入が可能

パワーグリップは切れ味がよく、刃の形や大きさが豊富なことと、自分に必要な物が単品から購入できる点にあります。

それと持ち手の部分が特殊で力がかけやすくなっています。

 

「どれが必要な物かわからない」や「色々な物が欲しい」という方にはセットになっている物をおすすめします。

セット物は専用ケースに入っているので片づける時も便利です。

 

今回は7本セットを紹介ていきます。刃の種類は丸3mm、丸6mm、キワ7.5mm、相透7.5mm、三角4.5mm(80°)、浅丸9mm、カマクラ9mm7本セットになっています。

学校向けになっているためか学年名前シールが付属しています。

彫刻刀1本ずつに柔らかい透明なキャップが付いています。キャップはそれぞれの大きさに合わせているので、他の彫刻刀と兼用ができません。

必要であればキャップにマーカーなどで目印や名前を書いておくといいです。

パワーグリップのサイズ

パワーグリップは意外に大きく、長さは一般的なペンと同じくらいです。

長さは150㎜あり、柄の太さが20×20㎜あります。一般的な彫刻刀の柄より太いです。

刃の種類

刃の種類は大きく分けて『』『』『三角』の3つに分けられます。

パワーグリップ 『平』

刃先が平べったい形になっている形状の彫刻刀です。

ガンプラなどでは一番、使用頻度が高い彫刻刀です。刃先を利用して溝を掘ったり、パーツの裏側をほじくったりできます。

平型の一番小さいサイズで1.5mmがあり、そこから1.5mmきざみであるので1本あると便利です。

 

刃先の種類は刃先の形が水平な『平型』、刃先が丸くなっている『カマクラ型』、デザインナイフのように刃が斜めになっている『キワ型』になっています。

パワーグリップ 『丸』

刃先が丸く窪んでいるのが特徴の彫刻刀です。

掘ったときに緩いカーブを描きながら掘ることができます。

 

柔らかい表現や生物などの丸みを掘るのに便利な一品です。

サイズは丸型で1mmからあります。

 

パワーグリップ 『三角』

三角型は刃先がV字になっているのが特徴です。

V字になっているので、掘った時もV字の形になります。

 

フィギュアの髪や服などを造形する時に活躍します。

ガンプラではあまり出番がなく使う機会が少ないかもしれませんが、フィギュア制作をする方にはあると便利です。

パワーグリップの使い方

パワーグリップの使い方はペンを持つように掘っていきます。

パワーグリップの柄のくぼんでいる部分が手に当たり力がかかりやすい形状になっています。

そのため一般的な棒状の柄より力がかかりやすいです。

パワーグリップの切れ味

パワーグリップの切れ味は、刃物の老舗の職人が手作業で研いでいるため抜群の切れ味です。

下の画像は左がパワーグリップ、右が100均の彫刻刀です。

比べるまでもありませんがパワーグリップの方がキレイに掘れています。

下の画像は掘った時の様子です。左のパワーグリップは、軽い力でキレイに掘れていますが、右の100均の方はかなり力を入れて掘ったにもかかわらずあまり掘れませんでした。

切れ味の悪いモノで硬いモノを掘ろうとするとあぶないし、勢い余ってケガの元となります。

切れカスもパワーグリップで、右が100均のものです。

パワーグリップは1回掘っただけで深く掘れたのですが、100均の方は3回掘ってみましたがあまり掘れず、切れカスでも差が出ています。

切れ味が良いパワーグリップは作業効率がアップします。

まとめ

いかかがでしたでしょうか。

パワーグリップは切れ味もよく、細かい作業をする上でも使いやすい形になっています。

プラモをパチ組するときには必要ない彫刻刀ですが、プラモの改造やフィギュアの造形する時には大変便利なので、参考にしてみてください。

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